【齋藤孝「可動域を広げよ」】

テレビでコメンテーターとしてもよく見かける教育学者の齋藤孝さんの著書です。

老後、テレビをぼーっと眺めているだけで1日が終わってしまう・・・なんてことにならないように、脳も体も可動域を広げて柔軟にしておくことで、様々な可能性が広がるということをわかりやすく書かれています。

ストレッチをするときの「痛気持ちいい」という感覚を体でも脳でも体感していこうということです。イチローや錦織圭などの著名人を例に出し世界で活躍されている方々の心身健康志向などが解説されているので、すんなり頭にはいってきます。

私も休日はついスマホを眺めている時間が長くなったり、好奇心旺盛とはとても言えない生活をしているので、読んでいてギクリとするところが多かったです。まずは普段読まない本を読んでみたり、音楽を聴いてみたりと、興味がある分野を広げていくことから始めてみようと思いました。また、「ハブ本」(一冊を基点にして世界中のどこへでも飛び立てるという意味)として様々な本が紹介されているのも魅力の1つです。そういう意味ではこの本が1つの「ハブ本」になっていて、齋藤さんはそれも狙ったのかもしれませんね。

浦和はやと法律事務所 事務局